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今更ながら参院選を終えて… [政治]

 家の事情でしばらくブログを休止してしまいました、申し訳ないです。明日取り上げる記事に深く関係するので詳しくは明日説明します、今日のところはこのブログのメインの政治ネタにします。

 休止していたこの一ヶ月の間に参院選は終了してしまいました。休止前の最後の記事はちょうど1ヶ月前でした。この時の風は民主党に吹いていなかったとはいえここまで大敗するとは予想できませんでした…自民党の大勝、みんなの党の大躍進という結果になりました。

 菅総理が敗因の要因としてあげたのが『消費税引き上げ発言』と『政治とカネ問題』の二つです。
 消費税に関しては各マスコミの世論調査の結果通り引き上げに関しては致し方なしという情勢なのと、先に自民党がマニフェストに掲げていたのでこれが敗因の一つというよりは、菅総理の先走りやブレのある発言に党内で意見がまとまっていないのが如実に出てしまった方が原因としては大きいのでしょう。
 政治とカネに関しても前総理・前幹事長の問題だったとはいえ、新執行部が選挙対策も意味合いが強い小沢隠しをしてしまったのが悪印象を与えてしまった感が否ねなかったのはとても残念でした。

でも一番大きかったのは普天間移設問題だったのでしょう。
 鳩山総理の発言で特に沖縄県民の感情が8ヶ月間弄ばれたのに怒りを感じたのは沖縄県民だけでないはずです。
 また前総理の指導力不足も明るみに出ました。菅総理も当時関係閣僚ではなかったとはいえ閣内にいた以上は知らない・関係ないは決して通用しないはず。

 対して大きく議席を伸ばした自民党は一人区を重点的に行ったのが一人区で21議席という結果に繋がったのでしょう…複数人区で全選挙区に複数候補を擁立したのが首を絞める結果になってしまった民主党の隙を上手く突いた結果でした。しかし比例の議席が伸びなかった結果を自民党はどう受け止めるのでしょうか?2数人区では民主と互角に終り、最大人区の東京では1議席しか取れなかったのは決して勝利とはいいがたいでしょう。

 一方のみんなの党の躍進にも疑問は拭えないと思っています。今回は民主でも自民でもない票の受け皿として躍進できたとはいえ、単なる受け皿から政局を左右できる政党として発展するためには彼らのアジェンダをもっと精査しないと次回は埋没してしまうでしょう。いまの所公務員制度改革以外には見るべき点はないのは少数政党の域をまだ脱出できる段階まで達してないと言えます。

 与党はこれまでのような強行採決乱発の乱暴な国会運営は出来なくなってしまいました。先にやっていたのは自民党なので彼らがこのことを批判するのも間違っていますが…民主党も野党側がきちんとした形で討論できればねじれも悪くないのですが、そんな理想的な形になるのはあまり期待しない方がいいでしょうね



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